「私、猫アレルギーなんです」っていう方、多いですよね。
何を隠そう私も猫アレルギーですが、赤ん坊の頃からずっと猫と暮らしています。
症状の強さによっては「絶対大丈夫」とは言い切れませんが、症状を出にくくする工夫をしながら猫ライフを楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。
この記事では、猫アレルギーだけど「猫飼いたいんだよ!!!」という方のために、
について、猫と共に泣いて笑って育ってきた私が解説します。
対策グッズなども合わせてご紹介しますので、参考にしてください。
あきらめていた「猫との暮らし」が実現するといいですね。
猫アレルギーはなぜ起こる?
猫アレルギーの原因となっている物質のことを「アレルゲン」といいます。アレルゲンがアレルギー体質の人の体に入ると、体は「異物が入ってきた」と認識します。
その異物をやっつけようと戦った結果が、「鼻水」や「目のかゆみ」として現れます。
「猫アレルギー」はその人の持つ「体質」なので完治することはありません。
ただし、年齢とともに体質が変化したり、「脱感作(だっかんさ)」といって体が慣れてくるということはあるようです。
猫アレルギー特有の症状と対策
実際に体に現れる症状と対処方法について説明します。
アレルゲンは猫の毛に多く付着しているため、毛の抜ける時期に症状がでやすいと言われています。
そういえば私は、寒くなる頃から症状が出ることが多いので、冬毛になる時ってことかな。
ふゆげとは..
鼻の症状
猫アレルギーを持っている方で、おそらく一番多いのが鼻の症状でしょう。具体的には、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、鼻の中がかゆいなどです。
私も、いったん「鼻水」が出はじまるともう止められません。すぐ薬を飲むのですが、効き目が出るまで「鼻セレブ」を一箱使い果たします。
ちなみに、水のように透明でサラサラしているのがアレルギーの鼻水、黄色みがあって粘度のあるのは風邪などの可能性が高いです。
対処方法としては、
- 鼻がムズムズしてきたらマスクをする
- 医者から処方された内服薬を1ヶ月くらい集中して飲んでおく(予防)
- いざという時のために「点鼻薬」を常備しておく
などです。
ちなみに点鼻薬もいろいろあって、いろいろ使ってみたのですが私はなぜかこれしか効きません。鼻にとどまる「モイストタイプ」がおすすめです。
目の症状
目もアレルギーがでやすい場所です。「目がかゆい」「目が腫れる」などの症状が出る方もいます。
息子が小学生の時に家に連れてきた友達が、急に瞼が腫れてしまったという苦い思い出があります。
また、「猫をさわった手で顔や目にふれる」ことで症状が出ることも多いので、
- まめに手を洗う
- 絶対目はこすらない(腫れがひどくなるから)
- アレルギー用の点眼薬を常備しておく
などが大切です。
喉の症状
喉がイガイガする、痛いという症状も良く聞きます。
対象方法としては、
- うがいをする
- マスクをする
- 予防として抗アレルギー薬を服用する
などです。
皮膚の症状
皮膚の症状としては「かゆみ」「赤くなる」などがあります。
「かゆみ」に関しては「猫アレルギー」ではなく「ダニ」の可能性もあるので、我が家は一年中ふとんの下に「ダニ捕りマット」をひいています。
もしかゆみや赤みがでてしまったら、なるべく掻かずに、
- 皮膚科を受診して塗り薬または内服薬をもらう
- 家の中を掃除する
などが効果的です。
参考までに、我が家御用達のダニ捕りマットを載せておきますね。これを使ってからダニにさされることが少なくなりました。
私が「猫アレルギー」だとわかったきっかけ
そもそも私の「猫アレルギー」が発覚したのは40代になってからです。
それまでは鼻水のかみ方さえわからないくらい「鼻水」とは無縁だったのに、急に水っぽい鼻水が出るようになって耳鼻科を受診したのがきっかけです。
なにかアレルギー持ってますか?
なんにもないで~~す
一応検査してみましょうね
いいですよ~☆
「猫」と「ハウスダウト」と「よもぎ」に反応でてますね~
ね・こ ですか…?
つまり、今まで猫と抱き合って寝ててもアレルギー症状は一切なかったのに、加齢と共にもともと持っていた素質によって症状があらわれた...
ってことなんですね。
年はとりたくないもんだね..
猫アレルギーの診断方法
ひょっとして「猫アレルギーかも?」と思っている方は、一度受診して検査することをおすすめします。
なぜなら、アレルギーの原因は猫だけではなく、私がそうであったように「ハウスダスト」や「スギ」「ダニ」などのアレルギーである場合もあるからです。
現に、今は猫がいない我が家(2021.8.9永眠)でも私の鼻水は続いているので、それがハウスダストによるものか、猫毛の名残からくるものかわかりません。
検査ではアレルゲンの種類と、一つ一つがどれくらいの強さで反応しているかがわかります。
検査は、眼科、皮膚科、耳鼻科、アレルギー科でやってもらえます。
猫アレルギーを出にくくする方法は?
私がアレルギー症状を出にくくするために行っていることをご紹介します。
こまめに掃除する
猫アレルギーを持ちながら猫を飼っている方は意外と多く、みなさんが口を揃えていうのが「お掃除をこまめにすること」です。
- カーテンを洗う
- コロコロで毛をとる
なども効果的です。
布団ではなくベッドで寝る
寝具は布団ではなくベッドが良いでしょう。
なぜなら空気中に舞っているアレルゲンを含んだ浮遊物は下に溜まる傾向にあるため、少しでも床から離したほうがアレルゲンを防ぐことができるからです。
お部屋のスペースでベッドが置けない場合は、布団を上げたあとはこまめに掃除するのが一番です。
空気清浄機を使う
最近はコロナの影響もあり空気清浄機を置いているお宅も多いかと思いますが、空気中に舞う毛の処理するためにも空気清浄機は効果的です。
猫のトイレの臭い対策にもなって一石二鳥ですよ。
不要な布製品をなるべく置かない
布製品はアレルゲンがたまりやすいので、不要な布製品は置かないほうが無難です。
カーペットも同樣で、ダニの観点からもフローリングのほうがモップでささっとほこりが取れるのでおすすめです。
猫のお手入れ
この際、猫様にも協力していただきましょう。
いやがらなければ、月に一度程度シャンプーして毛のフケを落としましょう。(やりすぎ厳禁)
いやです!
また、日頃のお手入れでブラッシングする時はマスクをすると良いですよ!
最後に/まとめ
今回は、「猫アレルギーだけど猫を飼いたい!」方に向けて、私の経験も含め以下のポイントをご紹介しました。
◆猫アレルギーはなぜ起こる?
体がアレルゲンを異物と判断し攻撃するため
◆猫アレルギー特有の症状と対策
鼻、目、皮膚、喉などに症状があらわれる。予防として内服薬を飲むのが効果的だが、ぜんそく症状があらわれたら至急医療機関を受診すべし!
◆猫アレルギーの診断方法
検査は、眼科、皮膚科、耳鼻科、アレルギー科などで簡単にできる
◆猫アレルギーを出にくくする工夫
こまめに掃除するのが一番!
くり返しになりますが、症状が重い場合は、ただ可愛いだけで無理に飼わないほうが良いでしょう。
なぜなら猫を飼った以上もう家族の一員。症状が出たからといって簡単に猫とさよならするようあことがあってはならないからです。
猫アレルギーは猫に責任はありませんから。
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